猫の小話第一話【猫は真正肉食動物です】

August 19, 2017

 

こんにちは。

今までは日々の日記が多かったのですが、これからはお店らしく、猫のこと、犬のこと、フードのことをお話ししていこうと思います。データ等を揃えながらお話ししますが、主観の部分もありますので、あくまで参考までにお読みいただければ幸いです。

 

今回は猫の小話第一話、「猫は真正肉食動物」という観点から、猫のこと、フードのことをお話しします。

そもそも「真正肉食動物」って何でしょうか?


あまり聞きなれない言葉ですが、「真正肉食動物」は、好んで肉食なのではなく、必要から肉食になっている動物であって、肉を食べないと生きていけない動物です。

猫は真正肉食動物とお話ししましたが、同じネコ目(食肉目)の仲間であっても、食性は異なります。
例えば、犬は雑食の強い肉食で、肉を食べなくとも他の食物でも代用することもできます。
熊は肉食のイメージがありますが、雑食で、普段は木の実や葉や昆虫などを食べ、必要に応じて魚や他の動物を食べます。熊は狩りをあまりせず、他の動物の死体を食べて動物性たんぱく質を摂取することが多いようです。
猫は普段見ていると何でも食べるような気がしますけど、ネコ科の動物だけが真正の肉食です。猫は自分でタウリンを作れず、食事から摂取する必要があり、タウリンは動物性たんぱく質にしか含まれない必須アミノ酸ですので、肉類を食べないと死んでしまいます。このことが真正肉食動物である最大の理由でしょう。

 

さて、これからはフードのお話を。
まず、比較するために2つのフード例を記載します。

 

1)【P社 商品名C(量販店で販売されている品)】
●原材料(上位5つ):穀類(とうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉等)・肉類(ミートミール、チキンミール、チキンレバーパウダー、ビーフパウダー等)・豆類(おから、脱脂大豆等)・魚介類(フィッシュミール、フィッシュエキス、白身魚エキス等)・油脂類(動物性油脂、ガンマ-リノレン酸等)
●保証成分(粗たんぱく質と粗脂肪、エネルギー量のみ):粗たんぱく質27%以上、粗脂肪9%以上、エネルギー量350kcal/100g
●100グラム単価:26円/100g

 

2)【メリック パーフェクトビストログレインフリーチキン(当店取扱い品)】(グレインフリー/グルテンフリー)
●原材料(上位5つ):骨抜きチキン・チキンミール・ターキーミール・乾燥ポテト・エンドウマメ
●保証成分(粗たんぱく質と粗脂肪、エネルギー量のみ):粗たんぱく質40%以上、粗脂肪14%以上、エネルギー量358kcal/100g
●100グラム単価:179円/100g

 

 

 

 

 

 

こうやって見ると全然内容が違うものです。


まず、原材料を比較してみます。
一番使用量の多い原材料は、1)は穀類、2)は骨抜きチキンとなっています。確かに、後でタウリンを添加したりすれば補えますが、真正肉食動物の猫のフードとして考えると、穀類が一番に使われているフードは、栄養面、消化面で不安があります。
また、1)の穀類として表示されているものが、とうもろこし・コーングルテンミール・小麦粉ですので、植物性たんぱく質としても使われているものと想定ができますので、たんぱく質の質の問題がありそうです。
あとは、1)はまとめて表示されているのに対して、2)は単一表示になっていることも気になります。1)ではどの材料をどれだけ使っているかはわからないということになるので、原材料の質にも不安があります。

 

次に保証成分の比較です。

1)はエネルギー量350kcal/100gで粗たんぱく質27%以上、粗脂肪9%以上。
2)はエネルギー量358kcal/100gで粗たんぱく質40%以上、粗脂肪14%以上。

1)も2)もエネルギー量は同じくらいですが、粗たんぱく質も粗脂肪も2)に比べて、1)のほうが絶対的に少ないです。
単純にですが、たんぱく質が4kcal/g、脂質が9kcal/gとした場合で、エネルギーに占める粗たんぱく質と粗脂肪を簡易的に計算してみると、下記のようになります。

1)粗たんぱく質100g×0.27×4=108kcal/100g(エネルギー内での構成比30.8%)、粗脂肪100g×0.09×9=81kcal/100g(エネルギー内での構成比23.1%)=合計189kcal/100g(エネルギー内での構成比54.0%)
2)粗たんぱく質100g×0.4×4=160kcal/100g(エネルギー内での構成比44.7%)、粗脂肪100g×0.14×9=126kcal/100g(エネルギー内での構成比35.2%)=合計286kcal/100g(エネルギー内での構成比79.9%)

1)の場合、簡易計算でもエネルギーに占める粗たんぱく質と粗脂肪が54%ということは、残り46%は炭水化物等その他のカロリーということになります。
猫は真正肉食動物で、炭水化物の消化は苦手ですから、本当にエネルギーとして摂取できるのか、それ以上に、腸への負担も気になります。肉食動物は獲物の草食動物から炭水化物を摂取すると言われていますけど、その数字は数パーセント程度です。
また、色々な意見がありますが、35%以内に炭水化物を収めるほうがよいという意見もありますし、炭水化物(糖質)の取りすぎは、猫にとってあまりエネルギーとして必要としないものなので、ため込みやすく肥満のもとになりますから注意が必要です。

 

最後に価格です。
1)が26円/100gに対して、2)が179円/100gです。

2)のグレインフリーのフードは、グレインフリーのフードの中でも価格が安価なほうですがそれでも約6倍です。
例えばですが、体重4kgの猫が一日60g食べるとした場合は下記の通りになります。

1)の場合、1日15.6円  1ヶ月483.6円  1年5,694円
2)の場合、1日107.4円 1ヶ月3,329.4円 1年39,201円

こうやって見ると2)だと相当かかりますね。
ただ、1日で飲む缶コーヒーや飲料を1本減らせばご飯代は出せるともいえますし、高いフードにはオメガ3・オメガ6や乳酸菌やオリゴ糖などがしっかり添加されているので、他にサプリメント等を飲ませる必要もありませんので、全体でコストは吸収できるかもしれません。

 

今回は猫は真正肉食動物という観点でフードの比較をしてみました。
価格の高い、安いにより、フードの質の差は大いにあることだけは確かにわかりました。
猫は真正肉食動物ということを考えて、肉類の多い、穀類の少ないフードを選んで行きましょう。

Please reload

特集記事

ナウ フレッシュ(NOW FRESH)、ほーむず部長は大好きです。

September 11, 2016

1/6
Please reload

最新記事